住職のひとりごと

市長選挙を振り返って。

なぜ現職が大差で負けたのか。一つには次々と出てきた職員の不祥事の問題で、監督責任能力を疑われた事が大きかったと思います。また人口減少に歯止めがかからないこと、若い人達の職場が無い事、佐渡の観光客減少で次々とホテルの倒産。商店街の寂れよう等、活性化とは程遠い現実に不満がつのっていた事は言うまでも無い事です。島民は新しい人に、佐渡を住み良い活気の有る島にしてもらいたいという、神頼みみたいな気持ちで投票したのだと思います。本当に住み良い島にしてもらうよう、新市長には民意を失望させないように努力してもらうよう期待しています。

中国で仏教ブーム。

中国で仏教ブームというニュースが有りました。中国人観光客のマナーの悪いさが問題になっていますが、仏教と接して道徳心や思いやりを勉強してもらうのは良いことだと思います。仏教を勉強して戦争の無い平和な世界となるように祈っています。

檀家制度は嫌だと考えるのは、いかがなものでしょうか?

最近テレビ等で檀家制度について、いろいろ言われています。若い人達には、なぜお寺に寄付をしなければならないのか?必要無いと考える人が増えている。というような内容です。それは住職や総代とのコミュニケーション不足から起こる事では?たしかに必要も無いのに寺を建て替えるから寄付を出せ!みたいな事を言われたら疑問を持つのは当然です。先祖を供養してもらっている檀家さんですから、必要な修復には寄付をお願いします。しかし集め方に問題は生じます。一律とか無理な集め方は、経済的に気持ちは有ってもついて行けない人もありますから。無理の無い寄付金でいいんです。葬儀も同じように、住職に予算とかを言ってお布施の額を良く相談して決めればトラブルは起こりません。その人に合った葬儀をすればいいと思います。とにかく住職には敷居が高くて、言われるままになってしまう事が問題なのです。そういう態度の坊さんが多いのは困ったものです。どんどん檀家が離れて行くのは当然です。田舎のお寺は経済的に確かに厳しい状態ですが、檀家さんとは良い関 係を築いて行きたいものです。

旅立ちの季節ですね。

春は新しい生活の旅立ちの季節ですね。私の娘も大学生活をする為に旅立って行きました。新しい学生生活に不安と希望を抱きながら。寂しい思いと共に将来の夢に向かって頑張って欲しいという気持ちです。夢が叶うように応援してあげようと思います。

まことに情けない。

今日は、彼岸の入りです。昔から暑さ寒さも彼岸までと言いますが、暖かい1日でした。昨日の新聞に得意満面で載ってましたが、本山の大規模な防災工事をする為、末寺の寺に昨年の3月末日締め切りの寄付の依頼があったのですが、公職者でありながら、寄付をしないとは情けない。恥ずかしいと思わないのでしょうか?神経を疑います!!

東日本大震災から五年。

東日本大震災から、もう五年もたったんですね。宗派の被災された寺院を回り、ご供養して来た事を思い出します。その前には、越後の水害のボランティアに行ったり、地震のボランティアに行ったりして来ました。災害は怖いものです。行く度に、凄まじい光景を見て、私なら再建出来るだろうかと考えると、被災に合われた方々の復興への強さを頼もしく、また凄いなぁと、ただただ頭が下がる思いをして帰って来ました。本当に災害は怖いものです。平穏無事に毎日を送れる事に感謝して生きて行きましょう。

最近よくテレビ番組で見ますが。

朝のテレビ番組で、安い料金プランで、葬儀等を行うネット社会が全国的に増えている現実を放送していました。私は菩提寺と檀家さんとの信頼関係を重視して寺院運営を行っています。予算が無ければ、それにあった葬儀を行っています。決まった金額を払わなければ葬儀を断るとか、一人では葬儀をしないとか、一方的にものを言うお寺もあります。檀家を離れるには高い離檀料を要求したり、バチがあたるとおどしたりと、実際田舎でも問題になっています。お坊さんの考え方一つです。都会での今までの葬儀ビジネスは、葬儀屋さんに高い所で六割のバックマージンを払って、呼んでもらうような悪い慣習も費用が高くなる原因の一つなのです。安く済ませたいという動きは、これからも増えて行くと思います。私達は現実を真摯に受け止め、行動すべきと考えます。

卒業式や入学式のシーズンですね!

卒業式や入学式の季節になって来ました。児童の入学式や卒業式に出席する事が多くあります。この子達には、これからの地域の活性化、日本の未来を作って行く人に成長してもらいたいですね。そう思うと頼もしく、微笑ましく感じると共に、頑張ってくださいと期待を込めて応援したくなります。最近の児童数が少なくなっていることが心配ですが、佐渡は良い島です。また人口も増えて、活気の有る島にしてもらいたいものです。