住職のひとりごと

憲盛法印二百五十年御遠忌。

檀家さんから少しずつ寄付金を集め始めました。これから新聞チラシで島民に伝えようと考えていますが、多くの寄付金は望めません。私の一代に置いての最大事業と考えて、貯蓄を注ぎ込んで成功させたいと考えています。儀僧憲盛法印の偉業を伝えて行くのが使命と頑張りますので、皆さんも御協力よろしくお願い申し上げます。

佐渡の人はおとなしい。

今日も法事の時にお茶を飲みながら、檀家さんから聞いたんですが。相川方面ですが、お坊さんから言われて、貧富にかかわらず、三人以上でお葬式をして欲しい。呼ばれているから返さなくてはならない。羽茂方面ですが、あなたの家では六人でお葬式をしてください。等と言われるままにお葬式をしたそうです。それらの地区ではお坊さんに言われた通りするのが当たり前なんで、とても威張っていて上から目線で言われるので怖くて御布施が高くても反論出来ないそうです。うらやましい限りですが、私には言えません。前回も同じような事を書きましたが、そんな事を続けて行くのは間違いだと思います。ワガママ勝手な坊さんがいっぱい居るのには驚きです。

あまりにも勝手な事をやりほうだい。

郷に入れば郷に従え。ということわざもありますが、今は勝手な事をやりほうだい。地域によりお葬式の仕方も違うし、御布施も違い、それが当たり前だと三十数年続けて来ましたが、今は勝手な事をする坊主が増えて来て、檀家さん達も混乱しています。葬祭センターに飾りつけを並べ替えさせたりと目に余ります。ある檀家さんに四十九日が過ぎないから、親戚の葬儀にも出られない、四十九日迄、霊前は三度三度盛りかえろ、しかも二つ。葬式に来ないで口出しだけはする。とっくに四十九日過ぎているのに新盆にも来られない。私の檀家さんだったら、そんな事を教える坊主は、どこの宗派か?と聞きますよ。生きている人に安らぎをが坊主の仕事じゃないですか?不安や心配事をあおりたてて、バチがあたるなんて言う事は考えられません。こんな事では… 新興宗教のしている事と同じじゃないですか?

今年は猛暑?

今日は雨模様で涼しい日でしたが、今年は猛暑みたいな事を言っていますね。これから梅雨が明けると暑くなるんでしょうね。私は暑さが苦手なので、これから厳しい季節です。天気予報が外れて、涼しい夏になってもらいたいです。

保守革新。

人は、それぞれ意見も考え方も違います。皆さんはそれでいいんです。坊主は天皇陛下を崇め、保守政権を指示するのが普通でしよ?革新を指示するくらいなら坊主を辞めろよ!

隣の長谷寺。

現在の住職が頑張って守って来ましたが、後継者無し。これからが心配です。収入も少なく限界に来ています。島外の有力者が守ってくれれば別ですが、いずれ無住になるしか無いですね。名刹がこんな状態で実に残念ですが、時代の流れには逆らえません。

会津に行って来ました。

二泊三日で会津に法人視察研修会に行って来ました。やはり地方の檀家さん達は菩提寺や文化財を守る為に皆さん頑張ってくださっているんだなと感心しました。小さいお寺は昔は役所や教員をしながら住職が守って来ましたが、最近では役所や教員の二足のわらじは世間では許してくれません。その結果は、無住のお寺が増え、何軒も兼務という事になって居ました。新潟も教員大国でしたから、これから兼務住職が増えて行くんでしょうね。仏教をとりまく環境の変化は厳しい事になると思います。若いお坊さん達はいろいろ勉強して新しい行動を積極的に展開して居ます。仏教の魅力をどんどん発信して、仏像の美しさ仏教建築の素晴らしさ先人の信仰心の厚さ等、これからも大切に後世に残して行かなければなりません。時代の変化が激しい現代こそ、心の安らぎ、よりどころとなる仏教を宗教の違う人達にも、関心を持って頂きたいものです。

参議院選挙。

テレビ番組で各党がいろいろな政策また政党批判をやっています。見ていても議員なんだからもう少し勉強して来てほしいと思われる方々が見受けられます。本当に日本の将来を考えて行動している人かどうか、よく考えて投票したいと思っています。個人的には比例で当選する人は自分達では選べないのでどうかとは思いますが、道徳的に自分の言動や行動でふさわしく無い事をした人は立候補しないでほしいと思いますが。この国に生まれて良かったと思える政治をして頂きたいと思います。