住職のひとりごと

隣の長谷寺。

現在の住職が頑張って守って来ましたが、後継者無し。これからが心配です。収入も少なく限界に来ています。島外の有力者が守ってくれれば別ですが、いずれ無住になるしか無いですね。名刹がこんな状態で実に残念ですが、時代の流れには逆らえません。

会津に行って来ました。

二泊三日で会津に法人視察研修会に行って来ました。やはり地方の檀家さん達は菩提寺や文化財を守る為に皆さん頑張ってくださっているんだなと感心しました。小さいお寺は昔は役所や教員をしながら住職が守って来ましたが、最近では役所や教員の二足のわらじは世間では許してくれません。その結果は、無住のお寺が増え、何軒も兼務という事になって居ました。新潟も教員大国でしたから、これから兼務住職が増えて行くんでしょうね。仏教をとりまく環境の変化は厳しい事になると思います。若いお坊さん達はいろいろ勉強して新しい行動を積極的に展開して居ます。仏教の魅力をどんどん発信して、仏像の美しさ仏教建築の素晴らしさ先人の信仰心の厚さ等、これからも大切に後世に残して行かなければなりません。時代の変化が激しい現代こそ、心の安らぎ、よりどころとなる仏教を宗教の違う人達にも、関心を持って頂きたいものです。

参議院選挙。

テレビ番組で各党がいろいろな政策また政党批判をやっています。見ていても議員なんだからもう少し勉強して来てほしいと思われる方々が見受けられます。本当に日本の将来を考えて行動している人かどうか、よく考えて投票したいと思っています。個人的には比例で当選する人は自分達では選べないのでどうかとは思いますが、道徳的に自分の言動や行動でふさわしく無い事をした人は立候補しないでほしいと思いますが。この国に生まれて良かったと思える政治をして頂きたいと思います。

詐欺行為に対しての、刑が軽いのでは?

詐欺行為に対しての刑が余りにも軽いのではありませんか。詐欺の被害に合わないように、いろいろと対策をとっていますが、手を変え次々と新しい詐欺行為が増えています。高齢者を狙ってのものが多く、一度ひっかかると二度三度という具合です。計画的に人を騙そうとする行為は許せません。もっと強い刑罰にすれば、少しはこうした問題も減るのではないでしょうか。

イギリスの国民投票。

EU離脱の結果は予想外でした。今度はまたスコットランドが独立選挙をするなんて話しも出てますね。たしかにスコットランドは残留の方が多く、全体でも若者は残留の方が多かったですからね。移民問題が一番の問題であることは確かです。これからもこの難しい移民問題をどうして行くのか、EUにとっては深刻化しそうです。これも戦争によって自国に居られない難民がおしよせている訳ですから。戦争やテロの無い平和な世界になる事を祈るしかありません。せめて私達はワガママをいわず、思いやりのある、心豊かな生活をおくりたいものです。

お真言。

お通夜の後のお真言。最近は、頭取りの人が居ないと言われて、頼まれてやっています。どこの集落でも皆さんお堂に集まって、太鼓や、ふせがねをたたいて練習しています。しかし頭取りはなかなか自分から、やるという人が居ません。昔は集落に一人は居たんですがね。やはり時代の変化でしょうか。お真言の本を作って欲しい人に配っています。これも布教の一つとして、役立ててもらえればと思っています。

永代供養墓ばかりの話しだでは無く、僧侶としてやるべき事を考えさせられます。

草思社出版の、安心出来る永代供養墓の選び方という本を読んで、皆さんにも是非この本を読んでいただきたいと思いました。もちろん僧侶の方々もです。昔と違う現在の仏教の置かれている立場、人々のそれぞれ違う安心の求め方に答える為。いろんな疑問の解消につながると思います。私もいろんな質問を受けますが、間違って無かったと安心する事が出来ました。これからも自分の考えている事を書きたいと思いました。

私なりに出来るだけの事をしたいと頑張っています。

御遠忌事業は五十年に一度。前回の資料を参考に、私なりに頑張っています。昨日は新聞折り込みに入れる原稿を業者の方と打ち合わせしてきました。全島に配るので2万部だそうです。寄付を集めるというより先師の功績を後世の方々に知って頂き、今の時代は如何に幸せかということを、改めて認識して頂きたいと思うからです。ワガママや不満を言えばきりがありません。足る事を知り、生かされている事に、感謝の気持ちを忘れないでほしいのです。合掌