住職のひとりごと

発想が違います!!

私の嫁さん、今年からお坊さんの修行を始めるんですが、日本一のお坊さんになると頑張っています。お年寄りが石段を上がるのが大変そうだから、エスカレーターを作ってあげたい等と、私には想いもつかない事を言います。永代供養塔、水子供養塔、ペット供養塔、田舎のお寺では、自己負担で始めるには大変な出費でした。この上私にはとうてい思いもつかない事を考えてくれる嫁さんに、期待を込めて応援したいです。

御遠忌事業

今日から今年の工事が始まります。山門を移動しての土手の工事です。春には水子供養墓の工事も始まります。来年に向けての大きな工事はこの二つです。土手工事の為に壊した車庫の工事は、予算が足りなく延期せざるも止もう得ません。途中経過の報告です。

水子供養墓の計画が決まりました。

水子地蔵は五尺、下の台に納骨出来るようにします。納骨料2万円。納骨時供養料が1万円。後ろに小さな水子地蔵を並べる雛壇を作り、高さ1尺で二種類のお地蔵さんから選べます。開眼供養込み5万円です。もちろん毎年お盆に供養致します。営利目的では無いので、この料金でやりたいと思っています。水子さんの供養に困っている皆さんに安心して頂くのが目的です。永代供養墓、水子供養は遍照院にお任せください。

1日1日を大切に。

私も小さな子供や若くして亡くなった方の葬儀はせつないです。もっとも生まれながらの宿命と言ってしまえばそれまでですが。人間、明日必ず目が覚めるという保証は何もありません。ですから1日1日を大切に善行を行う必要があるのです。善行と言っても難しいものではありません。悪い事をしないで普通に暮らせばいいんです。いつお迎えが来てもいいように1日1日を大切に暮らしましょう。

全員に理解して頂く事は不可能です。

皆さん支持する政党や宗教が違うような物で、自分がいくら良い事だと思っていても全員に理解して頂く事は不可能です。当然押し付ける事も不可能です。お寺を存続する為の寄付や御布施の額にしても高い安いは人それぞれ感じ方が違いますよね。貧富の格差は田舎においても存在するのです。評判の悪いお寺さんのように、無理に上から目線でああしろこうしろとは檀家さんには言いたく無いです。檀家さん自身が心付けとして御布施を多く包んで頂く事もあります。額の多少にかかわらず、施主様と相談して納得頂いた御布施を、私は本当に有難い事だと思って頂戴しています。読経として法施しているんだから御布施をもらうのは当然だという、もらって当然と言う考え方はいかがなものでしょうか?そういう住職が多いことがそもそも檀家さん達の考え方との相違点となっているんです。私も僧階を一つ上げる事にしました。田舎坊主には結構な出費です。御布施の額が上がる訳でもありませんが、歳相応の階級にはしないとと思いまして。御布施の問題はこれでいいのか幾つになっても 悩みます。

Live From The Field

テレビ等でお坊さん便がよく取り上げられていますが、都会に限らず佐渡でも普及するのは案外早いと思います。全般的に御布施が高いからです。先ずは弟のお寺は檀家さんが少ないので先に参加して、私も弟子が出来て檀家さんに迷惑がかからなければ、参加したいと思っています。