住職のひとりごと

名刹を後世に残す難しさ

佐渡の人口は最盛期には26万人でしたが、今は6万人を切ってしまいました。昔は佐渡金山のおかげで、千石船が着き、大変賑わっていた時代が有りました。七堂伽藍の大きなお寺もたくさん作られました。たくさんの田畑や森林を有し、豊かな時代も有ったのです。しかしながら農地解放で財産が無くなり、修復も出来ず朽ち果てて行く姿は、見るも無惨です。戦後かなりのお寺が東京に移築されたと聞いています。時代の流れには逆らえませんが、せめて歴史のある名刹と言われるお寺は、後世に残していかなければと考えますが、現実は難しい問題です。美術的にも貴重な建物ですから、宗派を越えて全国から信者さんや賛同者を集める他には、佐渡に残すのは難しい事なんです。一つ一つ消えて行く姿は実に残念な事だと思います。

ありがとうございました。

先日、宗会議員として四年の任期を終えたので、宗派に対して御奉公お疲れ様でしたと、慰労会を佐渡支所の皆さんに開いて頂きました。お忙しい中、大勢の方々に集まっていただき、本当にありがとうございました。これからは一末寺の住職として、御本山、宗派に対してお手伝いはもちろん、佐渡支所の発展の為、又、自坊の護持、檀家さんの為に頑張りたいと思っています。

心が痛みます

先祖を尊び、家族円満に暮らす事が、幸せではないでしょうか。テレビを見ていても、寂しくなります。戦争やテロは、世界中で繰り返されて終わりがありません。仏教には、このような考え方はありません。小さな生き物、草木の命さえも大切に考えて生きています。本当に将来が不安に思えてなりません。世界が平和な未来となるよう常に祈っています。

僧侶としてどうか?

佐渡でも、御布施の額はまちまちです。威張ってばかり、あまりにも高い御布施を要求するのは、どうかと思います。高収入の仕事も無く、離島なりの質素な暮らしをしている檀家さんから… 生活が出来なければ、質素に暮らせばいいし、他の仕事をして、お寺を守っている寺も多く有ります。前者のような菩提寺から離檀して、後者のような人間味のある、お寺に私は移るべきと考えます。そんな事をしているから、新興宗教に檀家さんを取られるんじゃないでしょうか。